橋本駅近くの歯医者 たかはしデンタルクリニック フッ素を効果的に利用するポイント①

橋本駅近くの歯医者 たかはしデンタルクリニック フッ素を効果的に利用するポイント①

  • 橋本駅近くの歯医者  たかはしデンタルクリニック  フッ素を効果的に利用するポイント①
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最近患者さんからのフッ素に関するご質問をよくいただくので、歯磨き粉に含まれるフッ素を効果的に利用するためのポイントをお知らせしたいと思います。

まず、フッ素には①エナメル質の結晶性の改善②フルオロアパタイトの生成③再石灰化の促進④細菌・酵素作用の抑制という4つの特徴があり、これらの働きにより歯が強くなります。
 
フッ素は萌出直後の歯に対して利用するのがもっとも効果があります。萌出して間もない歯は、未成熟で反応性が高く、歯の表層へのフッ素の取り込み量が大きいためです。生後6ヶ月頃歯が萌出したら利用することができます。ただし、飲み込んでしまっても問題ないフッ素濃度の歯磨き粉を使用し、うがいができるようになったらフッ素濃度の高い歯磨き粉に変えていきます。

磨いた後は、歯磨き粉に含まれるフッ素を活かすためあまりゆすがないようにします。

まとめますと、

①歯ブラシに年齢に応じた量の歯磨き粉をつける
②磨く前に歯磨き粉を歯全体に広げる
③2〜3分間泡立ちを保つように磨く
④歯磨き粉を吐き出す
⑤5〜15mlの水を口に含む
⑥5秒間ブクブクうがいをする
⑦ブクブクは1回だけ
⑧その後1〜2時間くらいは飲食をしない
⑨歯磨きの理想のタイミングは、食事したら速やかに(時間が経過するほど歯が溶けていく可能性がある)

この方法を特に寝る前に実践していただけたらと思います。
 
WHO(世界保健機関)は、フッ素を必須栄養素の一つとしていて、食塩や砂糖、ビタミン、ミネラル等と同じように、摂り過ぎはもちろん良くありませんが、適切な量を摂取したほうが良いとしています。
 
フッ素は安全で、むし歯予防にとても有効なものなので、日常の習慣に是非取り入れてください!